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憧れの旅館・ホテル
ホテル・リッジ&古今青柳
新神戸駅から高速バスに乗る。徳島行きの「阿波エクスプレス・神戸号」である。

定時にバスがやってきた。乗客は結構いた。


高速バスは明石海峡大橋〜淡路島〜大鳴門橋を通って鳴門に着く。

淡路島では段々畑やため池があちらこちらで目についた。


遠くには山並みが見え、淡路島が島であることを忘れる。
そうこうしているうちに大鳴門橋にさしかかった。降りる予定のバス停留所までもう僅かである。


降車したバス停留所は「高速鳴門」である。
高速道路の区域外へでると、変わったモノレールが待機していた。
「すろっぴー」と名付けられた、バスの切符売り場兼待合室までの運搬手段である。


待合室のすぐ外にはタクシー乗り場があった。



タクシーに乗って15分程で宿に着く。
基幹道路にモニュメント風の案内板がでているが、脇道に入ってもしばらく走る。

一風変わった建物の前で、スタッフが待ち受けていた。
そのまま部屋に案内され、そこでチェックインの手続きをした。


部屋は 108 号室。
格子戸の内側にもうひとつ引き戸があり、その先はもう玄関である。
靴を脱げは、そのままリビングである。暗く、なんとも使い勝手の悪い靴脱ぎ場であった。


予約の段階で「洋タイプ」にするか「和タイプ」にするか、随分迷った。
予約担当者の「眺望を重視するなら、洋タイプ」との薦めで「洋タイプ」にした。
リビングスペースにはソファーとテーブル。どこか空間の使い方がしっくりこない。間延びしている雰囲気であった。
ベッドスペースはセミダブルのツインである。


ベッドの頭側は、ベッドサイドテーブル兼デスクの造りになっていた。
サイドの壁には、クローゼットやお茶セットや冷蔵庫のある収納家具が置かれてあった。




そして、その横にはドレッサー、薄型のテレビも置かれてあった。

(浴室)
これも変わった造りである。
これだけの広さがあるにもかかわらず、トイレは独立していない。
浴室全体の照明が暗く、夜は暗がりで入浴しているようなものであった。
真ん中にシャワーブースがあった。レイン・ハンド併設で、これは使い勝手が良かった。
デザイナーが独りよがりでデザインしたと思える浴室であった。


バスローブは用意されていたが、バスタオルは一回分しか用意されていなかった。
アメニティグッズは良かった。


浴室の外にテラスがあったが、眺めは絶望的。


さて、うりものの眺めである。
これは、なかなかのものであった。
邪魔になるような大きな樹木が無いため、淡路島や大鳴門橋が良く見えた。


大鳴門橋の眺めは見飽きなかった。

日が高い時から夕暮れ、そして日没後と楽しませてくれた。
暗闇の中での眺めは、まったく駄目であった。



(大浴場)
右端にみえるスパ棟の二階にある。


28℃の冷泉を加温した、一応温泉である。
温泉の匂いはしていた。循環濾過・塩素滅菌であるが、塩素臭はそれほど強くはなかった。




露天風呂から海峡の眺めを楽しむことができた。

湯上りサロンもあった。ここからも眺めを楽しむことができる。


大浴場へは私服で来なければならない。
何回も入りたいのだが、そのたびに私服に着替えることを考えると億劫になる。結局、一回しか利用しなかった。
大浴場や朝食の場へ行き来できるような部屋着を用意してもらえればありがたいのだが。
(寝具)
微妙に柔らかかったが、なかなかの寝心地であった。
Otsuka Furniture MS Co. , Ltd. とのラベルがあったが、大塚家具(IDC)とは別会社である。
リネン類は普通。
パジャマは絹製であった。


(朝食)
部屋からダイニングルームまで、リムジンで送迎してくれる。

ダイニングルームは箱根の由緒ある建物を移築したものとのこと。


木立の間から、海峡や大鳴門橋の眺めを楽しむことができる。



温泉宿の和朝食というよりも「ミニ会席」といった雰囲気。
味はとても良かったが、しみじみと味わうという風情に欠けていた。
ひとつには、「きちんと着替えて食べに行く」、ということも影響しているか。
十二皿は思ったほどの感激はなかった。
蜆の味噌汁や小鯛の塩焼きは本当に美味しかった。
水菓子のパパイヤにかかっているアングレーズソースも美味しかった。







ダイニングルームの一角にバーラウンジが併設されている。


朝食の帰りは、リムジンの送迎を断って遊歩道を歩いた。


(和タイプの部屋)
チェックアウトまでの時間に、ちょうど清掃中であった「和タイプ」の部屋を見せてもらった。
玄関は、このほうが落ち着く。

部屋は玄関スペースの分だけ狭くなっているが、ソファーなどの配置がまとまっていて、これも落ち着く。

しかし、この角度からは大鳴門橋を見ることはできなかった。

部屋風呂も、こちらのほうが落ち着く。


和タイプのほうが、リビングも部屋風呂も部屋のバランスが良いと思う。
しかし、窓からの眺めは平凡である。
和タイプの部屋に洋タイプの眺めが加われば、もっと満足できたと思う。
(応対)
スタッフ皆、感じが良かった。心地良い応対であった。
チェックアウトは、なんとスパ棟二階の小さな受付でおこなった。来春にはフロント棟ができると言っていたが、どのようなものができるのだろうか。
帰りのバスからホテルが見えるはずと思い、大鳴門橋の上で写真を撮った。


写真を拡大すると、左のほうにスパ棟(レストラン・カリフォルニアテーブル?)と、それに続く宿泊棟。 少し登った右のほうにダイニングルームや古今青柳の建物が判別できる。

高速バスは明石海峡大橋にさしかかった。対岸は本州である。

古今青柳
夕食は「古今青柳」で食べた。
予定の時間になると、部屋から食事処までリムジンで送迎してくれる。
案内された部屋は椅子席であった。部屋の設えはとても雰囲気が良く、見飽きなかった。

酒は、青柳オリジナルの「錦風」
口当たりの良い、あっさりとした酒で、料理の邪魔をしない酒であった。







お酒の「あて」にと出された、「鯛の細切・ちり酢」
これがとても美味しかった。鯛の造りよりも感激。



鯛の鯛である。仲居さんがきれいに洗ってラッピングしてくれた。






くず湯 : なかなか美味しく、後へ期待を倍加させた。
先附 : それなりの味。
八寸 : 手の込んだ料理である。ひとつひとつ、しっかり作ってあった。
椀 : 鰹主体の出汁。進上が甘く、美味しかった。
造り : 鯛は箸でつまんだだけで弾力を感じた。イカは甘かった。
寿司 : それなりの味
焼物 : 塩味が抜群。
炊合せ : ここでの海老芋は腹にこたえる。
ご飯 : 味は良いのだが、胡麻ダレがくどい。赤出汁は無かった。
水菓子 : 甘さ不足
全体的にとても美味しいと思うのだが、美味しいものを食べた幸せ感はなかった。
まったり、ほっこりという味ではなかった。
関東好みの味か。「ハレ」の味と言ってもよいかもしれない。
素材も良いが、お値段はもっとよかった。
2008年12月下旬訪問